Vintage ortofon
オルトフォンの歴史

オルトフォンの歴史は、1918年にA.ピーターセンとA.ポールセンが創立したエレクトリカル・フォノフィルム・カンパニーにその源を発します。
二人は、この会社から行った史上初の本格的な音の出る映画システム“SYSTEM PETERSEN OG OULSEN ”の発表で世界に名を馳せました。
エレクトリカル・フォノフィルム・カンパニーは、後にフォノフィルム・インダストリーA/Sと改称され、その傘下に、1951年オルトフォンA/Sが設立されました。
「オルトフォン」の名称自体は、既にこの以前からピックアップ製品等に対するブランド名として使用されています。
「オルトフォン」は、ギリシャ語の「真正な」「正統な」を意味する“orto”と、同じく「音」を意味する“fon”の2つを組み合わせた造語です。
オルトフォンはその名の示すとおり、終始「アナログサウンド」に関わって歩みを進めてきました。
そして、自ら標語として掲げる“ACCURACY IN SOUND”の実現を一貫して追求し続けています。

1961年頃発売
バリエーション
SPU-GTE:G型シェル:トランス内蔵:ダ円針付(0.3×0.6mil)
SPU-GT:G型シェル:トランス内蔵:丸針付(0.6mil)
SPU-GE:G型シェル:トランスなし:ダ円針付(0.3×0.6mil)
SPU-G:G型シェル:トランスなし:丸針付(0.6mil)
SPU-AE:A型シェル:トランスなし:ダ円針付(0.3×0.6mil)
SPU-A:A型シェル:トランスなし:丸針付(0.6mil)
日本における輸入代理店の移り変わり

初期の頃は、ソニー商事・ヤマハも輸入、販売を行っていた。1970年頃の代理店は「オーディオニクス」
1970年代末には「ハーマン・インターナショナル」が扱うようになり、1987年8月1日から日本法人である「オルトフォン ジャパン」が引継。
Ortofon Professional Tone-arms

カウンターウェイトでゼロバランスを取った後、スプリングによって使用カートリッジの適正針圧を印加するダイナミックバランス型のトーンアーム(16インチタイプ)。型名の数字は、センタースピンドル(ディスク中心)からアーム軸受け中心までの距離を表しており、取り付け時に便利なテンプレートが付属していました。RMA309は、初期のカタログではRM309と記されている。RF297は初期のEMT927に搭載されていました。