1NFBに頼らず、根底から裸特性を追求した無帰還方式の管球式ステレオパワーアンプです。 NFB切替を設けており、16dBの軽いNFBをかけることも可能です。
出力管には38シリーズのプリメインアンプや60シリーズのパワーアンプなどで採用された電力増幅用3極管50CA10を採用しており、
プレート損失は30Wと十分に大きく、プッシュプル動作で30Wのパワーが取り出せます。
ドライバー回路は、カソード結合型のムラード型を基本にしており、初段には3極管接続で内部抵抗を十分に低くした6267を採用し、
位相反転段には高電圧ドライブ用として開発したラックス・ブランドの双3極管6240Gを採用しています。
MQ60よりも音が濃厚で暖かみや艶があり、弦楽器に良く合い、生々しいサウンドを生み出してくれます。
落ち着いた雰囲気の音楽に合わせると更に真空管の濃厚な魅力が発揮されます。
■使用球
50CA10×4
6267×2
6240G×2
製造:1978年11月発売
シリアルNo.#F0800138 |